認知症が年々増加し、毎日のように認知症に関する情報が流れています。将来自分が認知症になるかもしれないと不安に思う人もいると思います。予防対策として運動や脳トレをする以外にも近頃では、腸の健康を保つことが認知症を予防することになると言われているのをご存知でしょうか。
腸は第二の脳と言われている
腸と脳はどう関係があるのか。と思う人もいるかもしれませんが、腸は第二の脳とも言われ、実は脳に関係しています。腸では食べたものを吸収分解し血が作られています。だからこそ腸が不調だと、健康な血が作られないうえ、汚れていることで起こる生活習慣病、免疫力や血流の低下といった不調は、認知症の発症リスクを高める要因となるのです。
それだけでなく、腸が衰えると脳の神経伝達物質の合成などに関わっているビタミンB群、鉄分など、脳に不可欠の栄養が、腸から十分に吸収されないため、認知症を招きやすくなると考えられているのです。
活性酸素は認知症の原因
活性酸素は老化やガンの原因にもなりますが、認知症を引き起こすとも考えられています。認知症は脳の神経細胞が変性することから起こる脳の病気です。脳細胞の損傷を防ぐ生活を心がけることで、発症リスクをかなり低くすることができます。そのためには抗酸化物質の積極的な摂取が重要です。
腸内バランスを整えることが大切
腸内細菌は腸の健康と密接に結びついていて、主に善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類に分かれています。その3種類のバランスにより腸内環境は大きく左右されてしまうのです。腸が不調だとせっかく摂取した栄養もきちんと吸収されません。善玉菌が増えれば、腸の働きがよくなり、免疫力も高まります。そして脳に必要な栄養が腸から脳へ十分に供給されるため、活性酸素の害を防ぐことができます。
腸の環境を整えることは、がんや生活習慣病の予防だけでなく、認知症の予防にも繋がるようですね。
また、腸の健康を維持するには乳酸菌などの善玉菌を摂取する以外にも、食物繊維やオリゴ糖など善玉菌のエサになるものも一緒に摂ると、善玉菌が育ちやすい環境になるようです。
コメント